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新型コロナ、子どもが重症化しないは嘘?重篤の小児感染者が増加中と報道の真相は?

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新型コロナ、子どもが重症化しないは嘘!?重篤の小児感染者が増加中と報道の真相は?

新型コロナウイルスが世界中で蔓延し、都市封鎖も始まっている状況下、これまでの新型コロナウイルスに対する考えを改めねばならない論文が発表されました。

それは、「新型コロナウイルスが小児に罹患しにくい」というのは偽りという内容。

子どもでも重症化するの?なぜ?

子どもで重症化率が高い年代は?

再度の休校措置の予定は?

新たに発表された、子どもの新型コロナウイルスリスクについて、調べてみました。

新型コロナ、子どもが重症化しないは嘘?実態は

今回の報道の発端は、中国の医療機関によってこのたび発表された論文です。

  • 発表者:上海交通大学医学院小児医学センターの童世廬教授のチーム
  • 発表先:国際的に権威のある小児科ジャーナル「Pediatrics」(Web論文を掲載)
  • 論文タイトル:中国における新型コロナウイルス疾患の小児患者2143人(訳注:18歳未満が調査対象)の疫学的特徴

この小児科ジャーナルに掲載された論文によると、1月中旬~2月初旬にかけて、中国では2,000人以上の子どもが新型コロナウイルスに感染。

大半の小児感染者は軽度または中度の症状であるものの、一部、特に幼児や乳児(1歳未満の子ども)の重症化率が高い旨を数的データとともに公表しました。

2,143人の調査結果
  • 平均年齢:7歳
  • 男女比:明らかな差なし
  • 感染確定:731人(34.1%)
  • 感染疑い:1412人(65.9%)

この2,143人の感染者のうち、379人(17.7%)が1歳以下だったとのこと。

そして症状の度合については、以下と述べています。

  • 無症状:4.4%
  • 軽度:50.9%
  • 中度:38.8%
  • 重症または危篤:5.9%

調査対象の小児感染者の重症化率は、成人感染者の18.5%より明らかに低いのですが、問題は幼児・乳幼児。

重篤または危篤状態となる割合(論文調査結果)
  • 1歳未満:10.6%
  • 1~5歳:7.3%
  • 6~10歳:4.2%
  • 11~15歳:4.1%
  • 16歳以上:3.0%

1歳未満の1割以上が重症化するとの調査結果

乳児10人がかかると、1人重症化してしまう割合です。

トコ
トコ
これは幼い兄弟がいる家庭は、学校再開が気が気でないですよね。

実際に、生後10か月の乳児の死亡した事例もあるとのこと。

乳児の重症化率が比較的高いことについて、同じような内容の論文を、武漢小児病院などの医療機関も発表しています。

このことから考えても、乳児が重症化率が高めで要注意であることは事実のようですね。

また一方で、世界では3月24日以降、新型コロナで死亡した10代の感染者がどんどんと明らかになっています

子どもでも重症化する可能性があると、認識を改めねばいけないですね。

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新型コロナ、子どもが重症化しないは嘘?報道への反応は?

今回の小児重症化に関する論文発表を受けて、SNSでも多くの反応が見られました。

確かに新しい病原菌で解明されていない中、重症化しにくいと言い切れる根拠はなかったですよね。

伝言ゲームのように、途中でどんどん楽観視してしまっていたのでしょうか。。

直近で無症状と軽症の感染者が多いということが、誤認を招いていたのかも?

全国にぜんそく持ちの子どもが多くいることから、学校再開に否定的な意見も上がっています。

もともと、検査すべき派とその反対派で意見が割れていましたよね。

今回の報道について、中国の論文は誤りだという声は聞かれず、子どもも注意しなくてはという反応がほとんどでした。




新型コロナ、子どもが重症化しないは嘘?再び休校措置の予定は?

2020年3月24日、萩生田文部科学大臣は、新学期からの学校再開に向けて、ガイドラインを公表しています。

文科省のガイドラインの内容は、「喚気の悪い密閉空間で、大人数が密集し、近距離で会話や発生がある」というクラスター3条件が重なることを避けるとして、示されたのが主に以下の指針。

  • 換気の徹底
  • 近距離での会話の際のマスクの使用
  • 感染者や濃厚接触者と特定された児童・生徒は、出席停止の措置

授業だけでなく、入学式や部活動においても3条件回避の対策を行うようにとしています。

ただ、学校という場では、3条件が重なるのを完全に防ぐことはできないとの声が多々。

各自治体に判断が委ねられることから、東京・大阪・兵庫・愛知など、感染者が拡大している地域では、今後の増加状況によって、休校措置が再び取られる可能性が大いにありますね。

むしろ、きちんと対策が取られないのであれば、休校延長すべきではという反応も聞こえてきています。

確かに、各自治体に「このような状況だから、こう判断する」と発信してもらいたいですね。

文科省の学校再開ガイドライン自体を、不安視する声も多くあります。

現時点での学校再開はありえないのでは、という反応も多々。

今現在も感染者が増加している中なので、休校延長や再度の休校措置の可能性は、残念ながらなかなか高いのではないでしょうか。




まとめ:新型コロナ、子どもが重症化しないは嘘?重症の小児感染者が増加中と報道の真相は

最も早く新型コロナとの戦いが始まった中国の複数の医療機関から出された、小児の重症化率が低くないという論文。

特に1歳以下の乳児は、感染者の約10%が重症・重篤化するとの衝撃的な調査結果でした。

さらに感染者が増えている欧米でも、小児感染者は増えており、中には乳児や10代の死亡者まで。

子どもは重症化しないというのは誤りで、重症化する可能性があると認識することが必要だと改めて気づかされました。

4月から新学期、学校再開を前に、より気を引き締めて感染予防にできることをしていきたいですね。

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